コンセプト

「フランス流紅茶」は お姫さまの紅茶です

フレンチティ

 

17世紀ポルトガルのキャサリン妃が、チャールズ2世に嫁ぐ際(1662年)にリスボンティーをもたらして
イギリス王室から英国の紅茶文化が始まりました。

アフタヌンティーは、ベッドフォード侯爵夫人の功績とともに、その様式で今の私達をも楽しませてくれています。そう、紅茶といえばイギリス。そして「イギリスの紅茶」といったら、この「アフタヌンティー」を
イメージされる方が多いと思います。

19世紀、7つの海を制覇したヴィクトリア女王は、紅茶を国のすみずみまで、さらには世界中に紅茶を広めようとしました。そして、フランスにもこの頃に紅茶が入ってきたといわれています。

紅茶はフランスの一般庶民のものではなく、ナポレオンや貴族が「お薬」として飲む、貴重でたいへん高価なものでした。ブリア・サヴァランの「美味礼讃」で1801年に彼がお茶を振る舞うシーンがあるのですが、そこに描かれる「お茶」のふるまわれかたが、フランス上流階級でのお茶の扱いをよく示しているといえます。


それから50年ほど後に、パリ初のお茶輸入会社である紅茶専門店「マリアージュフレール」が誕生します。1854年のことです。マリアージュフレール社によって、実質的「フランス流紅茶」が確立されていきます。
こうしてフランスにおける紅茶の歴史が始まりました。

今、マリアージュフレールの紅茶芸術は、海を渡って、ある意味我が国 日本に逆輸入されています。お茶の文化が、中国から大陸を渡りヨーロッパを経て、帰ってきました。日常的にお茶をいただき、日本茶の産地であり、また体系的「茶の湯」文化を持つ私たちにとって、これは実に楽しく豊かなこと、ロマンを感じます。


フランスには紅茶を扱うメゾンが何社もあります。古いメゾンから新しいパリのメゾンまで、そこに通奏低音のように流れる特色があります。とらえ方はやはり、お姫さまの文化。貴族のお茶です。私の解釈は以下のようなものを含みます。

・貴族的スノッブさ
・いい意味での気位の高さ
・よい品質と天然フレーバーへのこだわり
・淹れ方にもフランス流の理由があります
・茶葉や材料にも国ぐにを越えて選び抜く自由闊達さ
・東洋趣味と教養の高さ
・贅沢なあそびごころ
・センスの良さ
・詩ごころ、文学的ロマンティック、音楽的な重層性

こういった特徴にあふれていると私は感じます。

ご存知のようにフランスはカフェとワインとチーズの国。
日常的にもあるいは背景にもお茶文化を持たないからこその、紅茶の捉え方、扱い方があるように感じます。

そのことが、ブレンダーやメゾン自体の意図として、よい作用を私達にもたらしてくれているように思うのです。たとえば「時間の設計意図」です。その茶葉で、どんな時間を、どんなコミュニケーション作用を
もたらしたいのか。何を伝えたいのか。いつも「作り手、ブレンダーの意思」が感じられるのです。


フランスの紅茶には、つくりものではない自然のフレーバーと世界中から選んで集めた茶葉と材料で、なにを表現したいのか、どんな時間と気分がもたらされるのか、アルチザンの妙技に酔う楽しさがあります。

加えてフランスはお菓子の国です。バロック、ロココ、ネオクラシック、アールヌーボー、アールデコといった芸術様式を有し、食卓芸術とお菓子とお茶は時代時代に結びつきます。実に豊かで優雅なものです。何を選び、どう合わせるか、私たちの暮らしとおもてなしに取り入れる楽しさがあります。それが生活の中のアートであり、私たち女性の教養だと思います。

上質な時間の体験をもたらすもの、幸せになれるお茶。これが私の解釈する「フランス流紅茶」です。

お姫さまの紅茶、時間と空間を設計する紅茶術。「人生に恋する紅茶」の探求が、フランス流紅茶の楽しみ方ではないかと思うのです。

 


 

「恋する紅茶Style」とは

フランス流紅茶の淹れ方、楽しみ方を通して、おいしいお茶の時間、物語のあるテーブル、ある種の優雅さをご提案します。「恋する紅茶Style」は昨日より今日をさらに輝く女性のライフスタイル・スキルです。

「お茶」も「おもてなし」も、逆輸入することで見えて来る自国文化があります。洗練されたコミュニケーション技術と自分軸の発見がそこにあります。

ティーカップの中に おいしさとやすらぎを作り、テーブルの上に、幸せやアイディアが舞い降りるスペースを用意しましょう。

自分を幸せにすると、わたしたちは周りのだれかに幸せを分けることができます。まず自分のために、そして大切なひとのために、ティーポットひとつぶんの幸せ作りから始めましょう。

 「自分の手に出来ること」をひとつずつ増やしていきたい
   手の届くところから昨日より今日をすこしだけ良い場所に変えていきたい
   恋する紅茶Styleです。

 

 


主宰プロフィール 「はじめまして 恋する紅茶のakicoです」

はじめまして。恋する紅茶主宰のAkicoです。

横浜市在住、表千家茶道師範。ピアノと脳科学を学びました。大学まで師事したフランス人ピアニストの紅茶世界に魅せられ、ティーコーディネーター、ティーライフアドバイザーに。1級ヘルスフードカウンセラーとしても「お茶の効力」に注目しています。「お茶より先に生まれなくてよかった」と日々感謝しています♪

父親の趣味で幼稚園からお稽古をしていた茶の湯とピアノとが、私の中でやっと繋がったのはつい最近のことです。フランス紅茶に はまりにはまったせいだと言えます。それで自分のエッセンスがやっと見えてきました。

私は、自分の人生のテーマをずっと探していたように思います。どういう女性になればよいのか、なにが幸せなのか、ずっと探してきました。両親が与えてくれたものと自分がしてきたことの全体を通してみると、「自分の手に出来ることを増やしていく」というテーマがあったように思います。

手は、脳の出先器官と言われますね。触覚を脳に伝える感覚器であると同時に、重要な出力機能を持つのがわたし達の「手」です。握ったり掴んだり楽器を弾いたり細かな作業もこなします。そして、作る、渡す、繋ぐ、伝えるといった、情緒的に「最も優しい行為」で人と人をつなぐときにも私たちは手を遣いますよね。手作業のぬくもり、手当てをするときもも、テーブルをつくるときも、お茶をいれるときにも。

「自分の手にできる、優しいこと、素敵なことを増やしていく。」これがわたしのテーマなのだと思います。

でも、ここで正直に申し上げます。

随分前、20代のころですが、ティーコーディネーターの資格を取った時に、わたしは いまひとつ紅茶に入り込むことが出来ませんでした(笑)。その理由はフランス紅茶に再び出会ってやっと分かりました。ですから もしも紅茶があまりお好きでない方、お茶に興味を持たれていない方がいらしても大丈夫です。 私が、お好きなお茶をみつけるお手伝いをさせていただきます。

お茶は魂の飲み物と言われます。魂と出会う体験をあなたにもぜひ、さしあげたいと思うのです。それが私の野望です。

 



「恋する紅茶と私にできること」

 

「恋する紅茶」はあなたをプロデュースします。

お気に入りの時間を持つことは「幸せを選択すること」そのものです。
まずはあなたを「自分の中心」に戻してさしあげたいのです。
自分に対するマナーを守り、心の在り方、ありかを見つめましょう。

ライフスタイルにかかわらず、女性の人生はダイニングテーブルのかたわらで進んで行くように思います。テーブルを見ればわかります。あなたのどんな時間とどんな人間関係がそこで紡がれ 流れているのか…。さらに、これからどんな生活をしたいのか、紡ぎたい生活の「未来」まで、そのテーブルから予見できてしまいます。だからこそ、テーブルの上でわたし達のできることを考えてみたいと思います。

…あなたがあなたの夢に戻る場所…あなたと、あなたの大切なひとを幸せにするために、テーブルの上にあなたの物語をつくりましょう。私 akico は そのガイドをいたします。あなたとあなたの大切な人を幸せにする方法があります。

昨日よりすこし輝いて、昨日よりも楽しく、昨日よりすこしでも幸せな時間を、恋する紅茶でご一緒に作っていきましょう。